繰り返す亀頭包皮炎はどうしたら治る？原因や治療方法について医師が解説！

そもそも亀頭包皮炎とは？

包皮炎とは、亀頭と包皮の間で炎症を起こすことで、痛みや発赤、びらん(あかぎれのように皮膚の表皮が欠損すること)をきたした状態を指します。

包皮炎は一度起こると、治りかけても何度も再発してしまうことが多いです。
炎症が長く続いてしまうと、治る過程で包皮輪(亀頭に皮をかぶせた時に先端にくる皮の部分のこと)が硬く狭くなってしまい、カントン包茎のようになってしまうこともあります。

亀頭包皮炎になる主な原因

包皮炎は亀頭と包皮がジメジメと湿潤していることにより起こるので、真性包茎、カントン包茎はもちろん、仮性包茎でも起こる可能性があります。

発症のきっかけとしては、重度の糖尿病や性交渉後に発症することが多いです。たまに洗いすぎや、市販の軟膏やクリームによって炎症の原因を作ってしまっていることもあり、要因は様々です。

亀頭包皮炎の対処法

包皮炎は亀頭と包皮が湿潤してしまうことで起こるので、なるべく包皮をむいた状態を保ち、亀頭を乾燥させることが大切です。
軽症であればこれだけで治ることもありますが、抗菌剤や抗真菌剤の軟膏を少量塗ると更に治りが早くなる事もあります。

その為、病院・クリニックを受診し軟膏の処方受ける事をお勧めします。

繰り返す亀頭包皮炎を根本改善する方法

上記でご説明したように、包皮炎の主な原因は包皮の蒸れや湿潤によるものです。

特に包茎の方は、常に亀頭が包皮に覆われているため蒸れやすく、包皮炎が起こりやすい状態にあります。
何度も包皮炎を繰り返してしまう患者様や、軟膏を塗っても治癒しない方に関しては、根本的な原因を治す必要がある為、包茎手術を受けることも方法の1つです。

包茎手術により余分な包皮を切除することで、亀頭が露出するようになれば湿潤することはなくなります。
その為、包皮炎に繋がる根本的な原因を解決できるというわけです。
根本的な原因を解決すれば基本的に再発する事も防ぐことができます。

ABCクリニックでは切開の包茎手術はもちろん、切らない術式でも行うことができますので、お一人お一人の患部状態やご要望に沿った治療のご案内を致しております。

泌尿器科専門医として伝えたいこと

亀頭包皮炎は泌尿器科専門外来でも比較的よく診る病気です。

外来では「亀頭と包皮が被っていてその間で炎症を起こす病気です。
1日1回、優しくおちんちんを洗って軟膏を塗りましょう。」「洗いすぎ、こすりすぎは逆に悪化する為、なるべく皮はむいた状態をキープして下さいね。」と説明するのですが、「先生、皮をむいてもすぐに戻ってしまうんですよね・・・」と返答される事が多いです。

そして皮をむいた状態をキープできないと治りが遅かったり、再発率が高い印象があります。
冒頭でも述べた通り、再発を繰り返すと包皮輪が狭くなりカントン包茎のように包皮を剥くことが難しくなってしまうことがあります。
ひどいケースだと「勃起しただけで痛い」「自慰行為1回ですぐに炎症が起こる」等の症状がみられることも。

再発を防ぐためにも、根本的な原因の改善をご希望の場合は、まずは泌尿器科や専門のクリニックにご相談頂くことをお勧めします。
また、ご相談に関しても泌尿器科やクリニック等どこを受診されるかは、ご自身のご要望にあった機関を見つけて頂くのが良いでしょう。

包茎手術は仕上がりも重視の専門クリニックがオススメです

包皮炎に対する包茎手術は保険適応の為、泌尿器科や保険診療のクリニックで治療をすることもできます。

ただ、泌尿器科や保険診療のクリニックでは、包茎手術をメインとしては行っていない所が多く、「とりあえず剥ける状態にする」ことを目的に見た目は度外視して治療することもしばしば…。

もちろんそれで根本的に改善できるかもしれませんが、後々傷がどうしても目立ってしまう等、治療後の見た目でお悩みなる方も少なくありません。

手術は良い意味でも悪い意味でも一生ものですので、今の包皮炎だけでなく将来のために仕上がりにまで考慮し治療を行いたい場合は、きれいに傷が目立ちにくい包茎手術をメインとしている専門クリニックへのご相談をお勧めします。

包皮炎は包茎の方であれば突然なってしまうこともあります。
例えば「気になるあの子とデートしていい雰囲気になったけど、今日はちんちんが赤く腫れていて痛いからホテルに誘うのはやめておこう・・・」「友達に流行りのサウナに誘われたけどちんちんに炎症が・・・」ということもが起きてしまう場合もあるかもしれません。

急に炎症を起こしてしまうかもしれないという憂いを無くすということも、包茎手術の大きな役割だと思います。
まずはご相談だけでも大丈夫ですので、お気軽にABCクリニックへお問い合わせください。

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