包茎手術ってなんだか痛そうですよね。そんなイメージが皆様あるのではないかと思います。
男性の急所ですし、もっとも大切なところです。
大切な部分の手術なので、とても怖いと感じることが普通ですし、痛そうだと思われるのも当然のことでしょう。

❝歯医者のときに麻酔が効きにくかったから不安・・・❞
❝お酒をたくさん飲んでいるから麻酔が効きにくいと思う・・・❞
❝自分はもともと体質的に麻酔が効かない❞

このようにご心配されている方もたくさんおられると思います。

では、実際のところはどうでしょうか?
当院で包茎手術をされたほとんどの方に、『こんなものか、全然痛くありませんでした!』と言っていただいています。

麻酔は適切な場所に、適切なお薬を使えば、局所麻酔が効かないということはありません。
当院では痛みに耐えながら手術が行われるということは今まで一度もありませんでした。
そのような趣味もございません。ご安心ください。

痛みが怖いから包茎手術を受けるのを躊躇されている方もたくさんおられると思います。
そのご心配なら不要ですので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

包茎手術中の痛みは減痛治療で安心

当院では減痛治療(2段階麻酔)を採用しています。

麻酔は注射で行いますので、どうしてもそのときの痛みは出てしまうものです。
当院では麻酔の針も、通常の採血で使用さえる針と比べて、2段階も3段階も細いものを使用しています。それでもやはり少し痛みはあります。

そこで、その麻酔の注射の針の痛みを軽減するための皮膚麻酔を先に行うことで、麻酔の痛みもできるだけ感じないようにしています。
先に行う皮膚麻酔はシール式のものを使用していますのでこの麻酔には痛みは伴いません。
これが減痛治療(2段階麻酔)です。

私自身も痛みが苦手です。自分が採血を受けるときでも手汗がでてしまうぐらい痛いのが苦手なのです。そして、人に痛みを与えることもしたくはありません。

できるだけ痛みがでないように適切な麻酔を行っておりますので、どうぞご安心ください。

包茎手術後の痛みは?

包茎手術中の痛みのご心配は不要とお分かりいただけたかと思います。
ここからは、手術の後の痛みについてお伝えしていきます。

❝麻酔がきれたら、相当痛そう・・・❞

こう感じる方もきっと多いと思います。

包茎手術後の麻酔がどのくらい効いているかには個人差はありますが、だいたい手術終了後1時間ほど効いていることが多いです。

ただ、術後に麻酔が切れてきても、いきなり激痛がでるようなことはありません。
そして感じる痛みも、鈍痛といって、ジーンとするような重い感じの痛みで、
この痛みには術後のお渡しする、痛み止めの飲み薬が十分に効きますのでご安心ください。

遠方から来られていて帰宅までに痛みがでないかご不安な方もいらっしゃるので、当院を出る前に痛み止めを内服していただいてから帰られるという場合もございます。 そのため、自宅まで安心して帰ることができると思います。

けがをした時の傷は、ひりひりしたり、しみたりするなど、かなり痛みを感じると思いますが、
手術で切った傷は、メスでスパッと切って、その部分をピタッと合うように縫合していますので、意外と痛みが少なくて済みます。
紙で切った指先の傷でも同じで、そのままにしていると痛いですが、その傷を寄せるように絆創膏などで覆うと痛みがそこまでないということと同じですね。

包茎手術後の痛みの対処法

もちろん一つは先ほどお伝えしたように、包茎手術後にお出しする痛み止めを使用していただく方法です。
実際にはそこまで痛むことは少なく、そもそも痛み止めを使用されなかったという方も約半数ほどいらっしゃいます。
ただ痛みが強く出てしまう可能性のあるシーンがあります。

それが勃起をしてしまったときです。
術後はわざと勃起させることは制限していますが、自然に起きてしまう場合もあるでしょうし、朝立ちもあると思います。
また、意外と知られていませんが男性は寝ている間に勃起を繰り返していますのでそのときにも痛みが出る場合があります。

勃起するとどうしても傷が開く方向にひっぱられますので、痛みが出やすいのですが、ほとんどの方はちょっと痛みを感じると、勃起が萎えてくれますので、そのあとは痛みが落ち着きます。
(一部痛いのが好きな方もおられますので、そのような方では萎えないこともありますが・・・ )
勃起が落ち着かない場合には、尿を出すと速やかに萎えることも多いです。
なかなか朝立ちが落ち着かないときには、すぐにトイレにいって排尿しましょう。

また、以下のような対策をすることで、術後の痛みを最小限抑えられます。

  • うつ伏せで寝ない
  • 血行の良くなる行為は避ける

激しい運動や飲酒などは、血行が良くなり患部に負担がかかってしまいます。
傷の回復が遅れるだけでなく、痛みも現れやすくなるため、控えるようにしましょう。

多くの方が、術後3日もすると、最初の鈍痛のような痛みもかなり落ち着いてきます。
術後に来ていた方にお話をきいても、術後の痛みについておっしゃる方はほとんどおられず、こちらからお聞きしても、全然大丈夫でしたと言われる方がほとんどです。

いかがだったでしょうか?
少しでも包茎手術のときの痛み、術後の痛みについてご不安が解消されたのでれば嬉しく思います。

『意外と痛くなかった、こんなものかぁ』を実感していただけるかと思います。

当記事の執筆者
院長写真
村上 知彦
日本泌尿器科学会認定 専門医
日本泌尿器科学会認定 指導医

平成19年3月 長崎大学医学部医学科 卒業
令和2年2月 ABCクリニック美容外科 博多村上院 開設

平成19年3月 長崎大学医学部医学科 卒業
令和2年2月 ABCクリニック美容外科 博多村上院 開設